The work

作品

高山流星

サイズ:B4・B3

儀式というものは現存する人のために「魅せる」ものだと思っていた。しかし私に見えていたのは儀式を催す人の背中のみだった。私たちが歓迎されているような感覚はなく、元からいないものとして扱われていた。この場には着物を着て舞う翁と年季の入った木造の建築物しかないのだと思ったとき、神棚の先に何かが鎮座していると感じた。
その神棚の先を描きたかった。